いにしえの「仙台都市圏」を巡る。歴史とロマン探訪の旅

「仙台都市圏」には、1,000年の歴史を刻む史跡や格式高い神社が点在しています。古代東北の中心地であった「多賀城跡」でロマンを感じ、陸奥国一之宮や日本三稲荷で厳かな時間を。歴史的建造物を活かしたレトロなカフェで一息つくのもおすすめ。知的好奇心と心が満たされる、歴史探訪の日帰り旅です。
※aroundSENDAIスタンプラリー対象スポット(鹽竈神社、竹駒神社(一粒万倍 CAFÉ))

アイコン:カレンダー想定期間 - 日帰り

アイコン:電卓想定予算 - 6,000円

DAY 1

JR仙台駅からスタート!
車で約30分

– 09:30

奥深い東北の歴史を巡る旅へ。学びと感動の『東北歴史博物館』

多賀城市に位置する『東北歴史博物館』は、旧石器時代から近現代までの東北の歴史と文化を幅広く紹介する博物館です。常設展では、光や音を使ったダイナミックな展示で、東北の歴史を五感で体感できます。奈良・平安時代に陸奥国府が置かれた「多賀城」の復元模型や出土品からは、当時の人々の暮らしが鮮やかに蘇ります。

屋外には、宮城県の有形文化財に指定されている「今野家住宅」が宮城県石巻市から移築・展示されています。江戸時代中期の茅葺き屋根の民家で、中に入って当時の暮らしを体験できます。「ミュージアムショップ」では、多賀城のゆるキャラ「たがもん」のグッズや土器のレプリカなど、個性豊かなお土産が見つかりますよ。

基本情報
住所 宮城県多賀城市高崎1-22-1
電話 022-368-0106
開館時間 9:30~17:00(最終入館16:30)
料金 常設展/一般460円(小・中学生・高校生無料)
※特別展は別料金
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)
車で約10分

– 11:00

1,000年の時を超える。いにしえの都を歩く歴史探訪『多賀城跡』

「東北歴史博物館」で多賀城について学んだ後は、いにしえの都の跡地『多賀城跡』へ。「多賀城」は、奈良時代に陸奥国の国府と鎮守府が置かれ、政治・軍事・文化の中心として栄えました。再建された「南門」をくぐると、「政庁跡」へ南北にまっすぐに通じるメインストリートが眼前に広がります。その広大なスケールに圧倒されます。

南門脇に立つ覆屋には、国宝「多賀城碑」が静かに佇んでいます。群馬の多胡碑、栃木の那須国造碑とともに日本三古碑の一つに数えられるこの碑は古くから「壺碑(つぼのいしぶみ)」とも呼ばれ、松尾芭蕉の「おくのほそ道」にも登場します。歴史的価値の高い国宝の石碑を間近で見学できる、歴史好きにはたまらない特別な場所です。

基本情報
住所 宮城県多賀城市中央2-1-1
電話 022-368-5094(多賀城市文化財課)
車で約10分

– 12:00

レトロな空間でタイムスリップ!港町の隠れ家『カフェはれま』

塩竈の地名の由来となった御釜神社の向かい、明治時代創業の「旧ゑびや旅館」をリノベーションした『カフェはれま』。150年以上の歴史を刻む建物は、太い梁や柱が当時の面影を残し、懐かしい雰囲気に包まれます。ランチでいただくのは塩竈のおでんと藻塩むすびにデザートが付いた「おむすびせっと」。夏には冷しおでんも登場します。

店内には、アンティークの着物や雑貨なども並び、見ているだけでも楽しい空間。2階・3階の「塩竈まちかど博物館」では、北前と江戸の文化を取り入れた旧旅館の客室が再現され、明治時代には大隈重信公も宿泊したと伝わる部屋を見学できます。週末は地元ボランティアガイドさんの解説で、より深く歴史を学んでみよう。

基本情報
住所 宮城県塩竈市本町3-9
電話 090-4557-1671
営業時間 11:00~17:00
定休日 水・木曜(不定休あり)

『まちかど博物館』

開館時間 12:00~15:00
※開館情報は『カフェはれま』のInstagramでチェック
休館日 月~金曜(臨時休館あり)
入館料 大人300円、中学生以下200円、未就学児 無料
車で約10分

– 13:10

歴史と文化が息づく、東北鎮護の古社『鹽竈神社』へ

千数百年の歴史を誇る「鹽竈神社」は、陸奥国一宮として朝廷から深く信仰されてきた東北鎮護の総鎮守です。伊達家歴代藩主の篤い加護を受け、現在の本殿や拝殿は1704年に完成し、国の重要文化財に指定されています。御祭神は祀る別宮拝殿と左右宮拝殿の間には、松尾芭蕉が詣でた際に観たと伝えられる「文治の燈籠」も。

境内にある「鹽竈神社博物館」では、鹽竈神社に伝わる宝物を公開しています。国指定重要文化財の刀剣「来國光(らいくにみつ)」や「雲生(うんしょう)」、伊達綱村公ゆかりの黒漆五枚胴具足などが多数展示。さらに、「みなと祭」などで実際に渡御する豪壮華麗な御神輿も展示されており、その迫力は必見です。

基本情報
住所 宮城県塩竈市一森山1-1
電話 022-367-1611
開門時間 3~10月5:00~18:00、11~2月5:00~17:00
料金 参拝無料

『鹽竈神社博物館』

入館料 大人200円、中学・高校生150円、小学生80円
開館時間 1・3~7・9・10月8:30~17:00、2・11月8:30~16:30、8・12月8:30~16:00
定休日 無休
車で約40分

– 15:20

日本三稲荷。歴史と癒やしのパワースポット『竹駒神社』へ

岩沼市に鎮座する『竹駒神社』は、日本三稲荷の一つに数えられる神社。842年、陸奥守・小野篁が創建したと伝わります。古くから、五穀豊穣や商売繁盛などの様々な信仰を集め、境内には多くの狐像が。中でも必見は「飛躍の霊狐像」。日本彫刻界の巨匠・小倉右一郎の手によるもので、神社の創建縁起に由来する躍動感ある霊狐像です。

参拝後は、緑豊かな境内に佇む『竹駒の杜 CAFÉ 一粒万倍』でひと休み。窓から神社の美しい自然を眺めながら、ゆったり過ごせる空間です。狐のクッキーが添えられた「福来クリームソーダ」など、SNS映えするオリジナルドリンクやスイーツが人気。可愛いらしい「おきつね様のクッキー」など、縁起もののお土産も豊富です。

基本情報
住所 宮城県岩沼市稲荷町1-1
電話 0223-22-2101
開門時間 6:00~17:00
料金 参拝無料

『竹駒の杜 CAFÉ 一粒万倍』

営業時間 10:00~17:00(LO料理16:00、ドリンク・スイーツ16:30)
定休日 不定休
車で約50分
JR仙台駅到着

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