宮城・山形をゆったりドライブ!みちのくの歴史と宿に浸る癒やし旅

初日は仙台の城跡や神社、秋保の自然をめぐり、温泉で癒やしのひとときを。2日目は鶴岡の羽黒山で、国宝五重塔の荘厳な佇まいを堪能。日本海を目の前に望む加茂水族館で幻想的なクラゲに癒されたら、水田に囲まれたスイデンテラスでゆっくり寛いで。最終日はフルーツの里で旬を楽しみ、山寺から山形市内を眺めましょう。宮城・山形の山と海に癒される2泊3日のドライブコースです。

アイコン:カレンダー想定期間 - 2泊3日

アイコン:電卓想定予算 - 00,000円

DAY 1

JR仙台駅周辺でレンタカーを借りてスタート!
車で約20分

– 10:20

仙台市内を一望 伊達政宗公が築いた城下町に想いを馳せる『仙台城跡』

伊達政宗公が築いた仙台のシンボル、仙台城。城郭は失われたものの、仙台の街を一望できるスポットとして人気があります。併設された青葉城資料展示館の「VRゴー」や「CGシアター」で、在りし日の仙台城を追体験することもできます。

かつて仙台藩をおさめていた伊達政宗公の騎馬像は必見。2022年の地震被害から修復され、仙台の街を見下ろすように立ち、今も変わらずこの地を見守り続けています。歴史ロマンを感じながら、仙台の絶景を目に収めましょう。

基本情報
住所 宮城県仙台市青葉区天守台青葉城址
電話 022-227-7077(青葉城本丸会館)
営業時間 青葉城資料展示館 9:00~17:00(冬期は異なる場合あり)
定休日 なし
Webサイト http://honmarukaikan.com/top.htm
車で約30分

– 12:00

東北の食に寄り添うワインとペアリングを楽しむ『秋保ワイナリー』

宮城の豊かな食を生かすワイン造りを目指し、仙台秋保温泉郷にオープンしたワイナリー。敷地内にはぶどう畑が広がり、レストラン・カフェでワインと食事を楽しみながら季節ごとの移り変わりを眺めることができます。醸造所に隣接するショップでは、ワインやシードルなどに加え、ペアリングにぴったりのフードも充実。作り手目線で厳選された地元の味覚を味わえます。

おすすめは「ピクニックランチボックス」。お好きなドリンク1本とペアリングフードが味わえるセットです。テイクアウトで楽しんでも良いですが、せっかくならオープンテラスでいただきましょう。ぶどう畑をすぐ目の前にいただくワインやぶどうジュースは、素材を目と舌で味わえて贅沢な気分に浸れます。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原西6
電話 022-226-7475
営業時間 9:30~17:00
定休日 火曜日
Webサイト https://akiuwinery.co.jp/
車で約25分

– 14:10

国指定名勝『秋保大滝』迫力満点の直瀑を体感

国指定の名勝「秋保大滝」は、落差55m、幅6mにも及ぶ直瀑で、日本の滝百選にも選ばれる人気のパワースポット。「滝見台」から見下ろし、四季折々の美しい風景と共に視界におさめたら、川沿いの遊歩道を通って滝の下まで歩いて「滝つぼ」へ。滝との距離がグッと近づき、迫り来る滝しぶきや轟音は大迫力!その昔、先人たちは滝を「神」として崇めていたそうですが、真っ白の滝を見ているとまさにそんな神々しさを感じます。

秋保大滝を見た後は、併せて仙台市登録有形文化財に指定されている「秋保大滝不動尊」にも立ち寄ってみてください。勝負運や縁結びとしてのご利益があるといわれ、御堂のどこかに彫られている鯉を見つけると良縁に恵まれるという言い伝えも。どこにあるか探してみてください。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町馬場大滝11
電話 022-398-2323(秋保温泉卿観光案内所)
車で約20分

– 16:00

いざ勝負の願掛けに勝負の神『秋保神社』を参拝

勝負の神で知られる「秋保神社」は、平安時代に坂上田村麻呂が熊野神社を祀ったことに始まります。室町時代には、平盛房が領土恢復を祈願し、戦勝の御神徳を得たことから「戦の神」として崇敬されるようになりました。

江戸時代には仙台藩主伊達家の庇護を受け、現在は、必勝祈願や商売繁盛、合格祈願などで多くの人々に参拝されています。
「厄割玉」の穴に悩みや災いを吹き込み、霊石「勝石(まさるいし)」に力一杯投げつけて割ると厄を払えるそう。御守「勝守」も授かって、さらなるパワーをいただきましょう。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町長袋字清水久保北22
電話 022-399-2208
営業時間 9:00~17:00(社務所受付時間)
Webサイト https://akiu.org/
車で約15分

– 16:30

全国から買い求めにくる人続出 大人気「おはぎ」を頬張る『主婦の店 さいち』

宮城の名湯・仙台秋保温泉のスーパーマーケット「主婦の店さいち」の看板商品といえば、宮城県産の餅米みやこがねを使った「秋保おはぎ」。店内の棚にはおはぎがずらりと並び、県内外からたくさんの人が訪れて購入している光景が見られます。

おはぎの味は、北海道産小豆を炊いたあんこ、きなこ、ごまの3種類。一番人気のあんこは、程よい甘さで、ぺろっと食べられてしまいます。いずれも添加物を使っていないため、賞味期限は当日限りなのでお早めに。おはぎの他にも、手づくりのサンドイッチやお惣菜はどれもここでしか買えないオリジナル商品で、少しずつ試したくなります。宮城の地酒や銘菓などが並ぶので、秋保温泉でお土産を買うなら外せないお店です。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師23
電話 022-398-2101
営業時間 9:00~19:00
定休日 第2・4水曜日(祝日の場合は営業、8月・12月は変更あり)
車で約10分

– 17:00

仙台の奥座敷・仙台秋保温泉郷で温泉に浸る贅沢なひとときを『秋保グランドホテル』

仙台市中心部から車で約30分、仙台の奥座敷・仙台秋保温泉郷「秋保グランドホテル」は、名取川の流れに浸食され、独特な形を成した渓谷「磊々峡(らいらいきょう)」の絶景を独り占めできるお宿。玄関から入ってすぐのラウンジからは、磊々峡を目の前に望むことができます。

夕食はホテル自慢のビュッフェスタイルで、和洋中約50種の料理から好きなものを好きなだけいただけます。お腹が満たされたら、源泉かけ流しの温泉にゆっくり浸かって。新緑、紅葉、雪景色と、季節ごとに表情を変える壮大な自然を眺めながら贅沢な時間を過ごすことができ、心身ともに癒やされることでしょう。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原12-2
電話 0570-026-001
Webサイト https://www.akiugrand.com/

DAY 2

仙台秋保温泉からスタート
車で約2時間

– 11:00

自然と歴史が織りなす東北の国宝『羽黒山・杉並木と五重塔』

出羽三山のうちの一つ、羽黒山にある国宝「五重塔」は、平将門が創建した東北地方では最古の塔。現在の塔は約600年前に再建されたものといわれています。高さは29mで、屋根は日本古来の柿葺(こけらぶき)、三間五層の色を付けない素木(しらき)造りという伝統的な手法が使われており、派手さはありませんが、職人の技が集結された重厚な作りをしています。

高く伸びた杉並木は樹齢350年を超え、林道を歩いていると厳かな気持ちに。その中に佇む五重塔はとても神秘的で、自然と調和しながらこの場所で歴史を刻んできた羽黒山のシンボルであることを実感します。

基本情報
住所 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7(出羽三山神社代表住所)
電話 0235-62-2355
Webサイト http://www.dewasanzan.jp/
車で約20分

– 13:00

『羽黒山参籠所 斎館』の精進料理で身も心も清らかに

山頂まで登ったあとはお腹がぺこぺこ。最後は庄内の食材を使った精進料理で参拝を締めくくりましょう。「斎館」は、参拝者が食事をしたり宿泊したりする参籠所(さんろうじょ)。趣のある建物で「精進御膳」をいただくことができます。旬の野菜や山菜のほか、山菜を使った保存食、毎朝その日の分を作る伝統のごま豆腐など、どれも手間と時間をかけた逸品揃い。滋味深い味わいに、身体の内側から清らかになれるような気分です。

国の登録有形文化財にも指定された斎館は、ただ食事をするだけの場所ではありません。歴史ある建物の中で、土地の恵みを五感で味わう、特別な体験になります。

基本情報
住所 山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山33
電話 0235-62-2357
営業時間
定休日 不定休
Webサイト http://www.dewasanzan.jp/publics/index/64/
車で約30分

– 14:30

開湯1200年のあつみ温泉で足湯とスイーツにホッと一息『足湯カフェ Chitto Motché』

山形県と新潟県との県境に位置し、山と海に囲まれた温海(あつみ)地域は、江戸時代に庄内藩の湯役所が設けられ、湯治場として栄えた町です。この温泉地にある「足湯カフェ Chitto Motché(チット モッシェ)」は、「ちょっとおもしろい」を意味する方言が店名の由来です。落ち着いた雰囲気の店内で食べられるのは、オムライスやナポリタンなどの洋食メニューのほか、どこか懐かしさを感じるレトロなスイーツ。

山形の特産であるさくらんぼのシロップを使った甘酸っぱいクリームソーダや、お店一番人気のモンブランとわらび餅が一緒に楽しめる「水わらび餅のマロンモンブラン」は、テイクアウトして、カフェの目の前にある「もっしぇ湯」で足湯をしながらいただきましょう。広々としたウッドデッキに腰掛けて足をつければ、旅の疲れがじんわりほぐれていきます。足湯の後は、カフェの隣で温海地域の民芸品やお土産もチェックを。

基本情報
住所 山形県鶴岡市湯温海甲170
電話 0235-43-4390
営業時間 平日・日曜日16:00/土曜日17:00
料金 足湯は10分100円
定休日 水曜日と第3木曜日
Webサイト https://www.chittomotche.com/
車で約20分

– 15:30

山形県唯一の『加茂水族館』でクラゲや海の生き物に癒やされよう

鶴岡市街地から日本海側へ向かうトンネルを抜け、日本海を目の前に望むところにある「鶴岡市立加茂水族館」。その昔、偶然の出会いからクラゲの展示と研究に力を入れたことで、全国からお客さんが後を絶たない人気水族館に。現在は、世界最大級約80種類の展示種数のクラゲ水族館として親しまれています。

一番人気は、直径5mの巨大円形水槽「クラゲドリームシアター」。1万匹のミズクラゲがゆったりふわふわと泳ぐ幻想的な姿には、時間を忘れて見とれてしまいます。ほかにも、庄内浜に生息する魚の水槽やアシカ・アザラシを間近で見られるスポットも。クラゲについて学べる解説展示やコーナーでは、飼育員の方々が気さくに質問に答えてくれるので、ぜひ声をかけてみて。海の生き物への愛が感じられる見どころ盛りだくさんの水族館です。

基本情報
住所 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
電話 0235-33-3036
営業時間 9:00~17:00(最終入館16:00)
料金 一般(高校生以上)1,500円
小中学生500円
未就学児 無料
定休日 なし(年中無休※リニューアルに伴う館内改修のため、11月~2026年3月は全面休館となります。)
Webサイト https://kamo-kurage.jp/
SNS https://www.instagram.com/kamokurage/
車で約10分

– 17:00

田んぼに浮かぶホテル『スイデンテラス』で、心も身体も満ちていく滞在を

※外観はイメージ画像です。季節によって景観が変わります。
出羽三山、庄内平野、そして日本海。山形県庄内地方の豊かな自然に抱かれるように建てられたホテルが「スイデンテラス」です。ホテルの設計は、庄内地方を象徴する水田の風景から着想を得ており、建物の周りには水田が広がり、まるで水の上に浮かんでいるかのような幻想的な雰囲気を醸し出しています。

ホテルにいながら、春には水を張った水田が空を映し出し、夏には青々とした稲が風に揺れ、秋には黄金色の稲穂が頭を垂れる。そして冬には一面の銀世界へと姿を変える、四季折々の美しい景色を客室やロビーからお楽しみいただけます。心安らぐ滞在を通して、この土地の魅力を存分に満喫してください。

基本情報
住所 山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
電話 0235-25-7424(9:00~18:00)
Webサイト https://suiden-terrasse.com/
SNS https://www.instagram.com/suiden_terrasse/

DAY 3

スイデンテラスからスタート
車で約30分

– 09:30

『産直あぐり』で採れたての新鮮な食材と、安心・安全の鶴岡の恵みを味わう

1997年、地域の活性化を願う有志が集い、誕生した「産直あぐり」。この場所は、単なる直売所ではなく、生産者と消費者を繋ぐ温かな交流の場です。「新鮮、おいしい、安全・安心」をモットーに、農家さんが自ら収穫物を持ち込み、店に並ぶまでわずか2〜3時間。生産者の名前が付いているので、安心して購入できます。

また、1999年には6次産業の先駆けとして「加工あぐり」を開設。地元産のフルーツを使ったジュースや加工品が大人気です。さらに食事処「食彩あぐり」では、地元の旬の食材を使ったカレーや麺類を提供しており、見て、買って、食べて、鶴岡の食の豊かさを存分に楽しめるスポットです。

基本情報
住所 山形県鶴岡市西荒屋字杉下106-3
電話 0235-57-3300
営業時間 9:00~17:00
定休日 年末年始
Webサイト https://santyokuagri.jp/
車で約30分

– 11:30

『風車の見える主婦レストラン「いろどり」』で庄内のお母さん達の心温まる料理を

道の駅しょうない風車市場内にあるレストラン「いろどり」は、2019年にリニューアルオープン。白い風車が並ぶ景色を望みながら、地元の食材を活かした多彩なメニューを堪能できます。

お昼時は地元民で賑わい、「庄内豚豚丼」や「しょうが焼き定食」が人気。庄内ならではの郷土食を手頃な値段で味わうことができる「もちもち三種盛り」は、弾力のあるお餅に餡やきな粉を絡めた甘いお餅と、牛肉や野菜がたっぷり入った汁餅がセットになっていてボリューム満点。手作りの副菜からも、地元のお母さん方の心遣いが伝わってきます。

基本情報
住所 山形県東田川郡庄内町狩川字外北割97-1
電話 0234-56-3039
営業時間 11:00~15:00(L.O.)
定休日 年末年始(12月31日~1月3日)
Webサイト https://www.town.shonai.lg.jp/fusyaichiba/

– 12:00

顔の見える安心な地場産品をお土産に『道の駅しょうない 風車市場』

庄内で5つ目の道の駅として2016年にオープンした「しょうない 風車市場」は、地元の農家の方々が丹精込めて育てた野菜やお米、色とりどりの花、新鮮な山菜などが所狭しと並んでおり、どれもリーズナブルな価格で届けられています。

庄内地方で作られているお麩やお米、地元の食材を浸かったソースの瓶詰めなど、ここでしか買えない商品も多数揃っているのも魅力。
広々とした駐車場で、県内のイベント情報を得られるスペースもあるので、ドライブの合間の休憩スポットにどうぞ。

基本情報
住所 山形県東田川郡庄内町狩川字外北割97-1
電話 0234-56-3039
営業時間 9:30~17:00
定休日 年末年始(12月31日~1月3日)
Webサイト https://www.town.shonai.lg.jp/fusyaichiba/
車で約1時間

– 14:00

1,015段の石段を上り 山形ののどかな自然を眺めよう『山寺(立石寺)』

俳人・松尾芭蕉が「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の名句を残したことで知られる「山寺(立石寺)」。奇岩怪石からなる山全体が修行と信仰の場になっています。登山口から大仏殿のある奥之院までの石段は1,015段で、これをすべて上りきることで煩悩が取り払われるといわれています。石段を往復するのに約1時間半〜2時間かかりますが、境内は至る所に自然や信仰を感じられ、史跡と自然の両方を楽しめるのが魅力。

山寺随一の展望台「五大堂」からは、山形ののどかな里山風景を眺めることができ、上りの疲れも一気に消えるような達成感を味わえます。
山寺参拝の後は、門前町で一休み。甘味処や玉こんにゃくなどの地元グルメが楽しめるお店も多くあるので、石段の上り降りの疲れを癒やして。

基本情報
住所 山形県山形市山寺4456-1
電話 023-695-2843
営業時間 8:00~17:00
料金 大人(中学生以上)500円
小人(4歳児以上)200円
定休日 年中無休
Webサイト https://www.rissyakuji.jp
山寺から車で仙台駅まで約1時間10分

GOAL!

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