三陸の雄大な海を眺めながら沿岸グルメを満喫する旅

仙台から電車とバスを乗り継ぎながら、三陸沿岸を巡るコースです。大自然の神秘を感じる「滝観洞」でのプチ探検や、三陸の海を見渡しながら「みちのく潮風トレイル」のコースを歩いてみたりと、アクティビティも満載。もちろん、新鮮な魚介を使った三陸のグルメの食べ歩きもおすすめですよ。

アイコン:カレンダー想定期間 - 1泊2日

アイコン:電卓想定予算 - 55,000円

DAY 1

JR仙台駅からスタート!
JR東北新幹線で約1時間
JR新花巻駅到着
JR釜石線で約1時間31分
JR上有住駅到着

– 11:30

想像以上の冒険気分が味わえる『滝観洞』で自然の神秘を体感

上有住駅から2~3分の場所にある『滝観洞(ろうかんどう)』。チケットを買ってヘルメットを無料で借りたら、いざ洞の中へ。洞内は滑りやすいので、出かける際の靴選びは慎重に。数億年かけて海底に堆積した石灰岩の層が隆起してできたため、足元や壁にはかつて海底だったことを示す海の生物の化石も見られるんです。

東北最大級の全長880mの洞内は、腰をかがめないと進めない場所も多い「冒険型鍾乳洞」。ただし苦労して進んだ最深部には、まるでごほうびのような「天の岩戸の滝」の圧巻の景色が待っています。ドーム状の空間の中でライトアップされるドーッと流れ落ちる落差29mの滝は、フォトスポットとしても大人気ですよ。

基本情報
住所 岩手県気仙郡住田町上有住土倉298-81
電話 0192-48-2756
営業時間 3~10月8:30~16:30、11~12月8:30~16:00※木曜定休、1〜2月8:30〜16:00(予約のみ受付)
入洞料金 大人1,100円、小・中学生500円
定休日 無休

– 12:10

冒険のあとは『蕎麦テラス』の名物グルメで休憩タイム

『滝観洞』を歩いたあとは、「滝観洞観光センター」の2階にある『蕎麦テラス』で名物グルメに舌鼓。夏の間はテラスに設置された筧を流れてくる蕎麦を食べる、名物の「滝流し蕎麦」(750円)が人気です。その他にも、「天の岩戸の滝」のように高く盛られたご飯から流れ落ちるような「滝流しカレー」(800円)もおすすめですよ。

「滝観洞観光センター」2階にはキッズスペースもあり、木製の子ども用おもちゃも設置。食事のあとには1階の物産エリアでお土産選びも。地元の特産品のほか、『滝観洞』オリジナルキャラクターのモモリとタキーナのグッズにも注目です。

基本情報
住所 岩手県気仙郡住田町上有住土倉298-81
電話 0192-48-2756
営業時間 11:00~15:00※11〜2月は平日休み ※「滝流し蕎麦」は夏季(4月下旬~10月下旬頃)のみの限定メニュー
定休日 水・木曜
JR上有住駅出発
JR釜石線で約1時間15分
JR釜石駅到着

– 14:10

ミッフィーに囲まれて食事が楽しめる『ミッフィーカフェかまいし』

東日本大震災で被災した釜石に「元気と希望をもたらす交流の場を」という思いから、ミッフィーの作者であるディック・ブルーナさんや祖国のオランダ王国大使館の協力で誕生した日本唯一の常設のミッフィーカフェです。日本全国から、大人から子どもまで幅広い年齢のファンが訪れています。

一番人気は「ミッフィーオランダプレート」(1,380円)。オランダ風ミートボール・ヘハクスバレンは肉厚でボリューミーな食べ応え。デミグラスソースも深いコクのある本格派の味わいです。ラグビーの町ならではの「ラガーバーグナポリタン」(1,300円)やラテアートがかわいい「ミッフィーマシュマロラテ」(550円)、そのほかスイーツメニューも豊富に揃っています。

基本情報
住所 釜石市大町1-1-10 情報交流センター1階
電話 0193-55-6707
営業時間 11:00~15:00(LO14:30)、土・日曜、祝日11:00~16:00(LO15:45)
定休日 水曜、第1・第3木曜

– 15:15

『魚河岸テラス』で漁船クルーズと人気のジェラートを堪能

『魚河岸テラス』では、約90分の漁船クルーズを運行。東日本大震災前に観光船を運航していた釜石湾内の航路を、地元漁師の漁船で巡ることができます。三陸沿岸の15の船旅と連携した「ぐるっと三陸船めぐり」を実施中。こちらでも配布している「しおかぜ手帳」にスタンプを押して回れば、旅の思い出が増えますよ。

『魚河岸テラス』のもう一つの目玉が「魚河岸ジェラート部」。釜石市甲子(かっし)地区の柿を使った「甲子柿」や、ラグビーを通じて繋がりのあるトンガのバニラビーンズを使った「トンガバニラ」など、珍しいメニューがずらり。常時10~12種類を用意し、シングル350円、ダブル550円、トリプル750円でカップ販売しています。

基本情報
住所 岩手県釜石市魚河岸3-3
電話 0193-27-5566
営業時間 9:00~18:00※ジェラート部 14:00〜16:00
漁船クルーズ運航料金 1人3,800円※2日前~1ヵ月先までの予約が可能
定休日 月曜
18:00 ホテルへ

– 18:30

予約すれば絶品のうにしゃぶも食べられる『居酒屋マミー』

釜石の観光パンフレットを眺めていて気になった「うにしゃぶ」の文字。おすすめとして挙げられていた『居酒屋マミー』に足を運んでみました。残念ながら「うにしゃぶ(4~5人前)」(12,000円)は2~3日前までに予約をしていないと食べられないのだそう。残念に思っていると女将さんから「うにパスタも同じくらいおいしいよ」という声が。

ということで、「うにパスタ」(1,400円)をオーダー。「うにしゃぶの〆にもパスタを入れるんだけど、それに近い味だよ。うにしゃぶのほうが他の具材の旨みも溶け出してるからもっとおいしいけどね」とご主人。うにしゃぶへの期待がさらに強まりましたが、「うにパスタ」も濃厚な旨みで大満足です。

基本情報
住所 岩手県釜石市大町1-3-8 釜石漁火酒場かまりば
電話 080-5568-7983
営業時間 火〜土曜17:30~22:00
定休日 日・月曜

– 19:30

獲れたての新鮮な魚介が味わえる『網元茶屋 萬寳(まんぽう)』

「もう一軒、釜石の味を巡ってみよう」ということで同じく『かまりば』内に店を構える『萬寳』へ。こちらは、「鮮度のいい地物をおいしく食べてもらいたい」と漁師でもあるオーナーが始めた一軒。釜石の旬の味覚が抜群の鮮度で味わえるとあって観光客にも人気のお店です。

まずオーダーしたのは「旬の刺身」(1,000円~・写真は2人前)。さすが朝に水揚げされたばかりとあって、プリプリの歯ごたえがたまりません。さらに、「旬の焼魚」もオーダー。この日は太刀魚の焼き魚で、弾力のある身を噛みしめるたびに旨みが広がります。もちろん地酒との相性も抜群。大満足のはしご酒となりました。

基本情報
住所 岩手県釜石市大町1-3-8 釜石漁火酒場かまりば
電話 0193-55-5922
営業時間 18:30~22:30
定休日 日・月曜

DAY 2

JR釜石駅からスタート!
三陸鉄道で約1時間22分
三陸鉄道宮古駅到着
岩手県北バスで約32分
奥浄土ヶ浜バス停到着

– 11:00

『浄土ヶ浜ビジターセンター』を拠点に浄土ヶ浜を散策

三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置する『浄土ヶ浜』。鋭くとがった白い流紋岩が並び、松の緑と海の群青色とのコントラストがまるで極楽浄土のようだということからこの名がつけられたといわれています。この浄土ヶ浜一帯は、歩いて旅を楽しむ「みちのく潮風トレイル」のコースにもなっています。

『浄土ヶ浜ビジターセンター』には「みちのく潮風トレイル」関連の動画などさまざまな展示で三陸復興国立公園全体の自然環境や景観を見ることができます。その後に浄土ヶ浜まで歩いてみれば、その魅力をじっくり体感することができますよ。浄土ヶ浜には『浄土ヶ浜レストハウス』もあるので休憩におすすめです。

基本情報
住所 岩手県宮古市日立浜町32-69
電話 0193-65-1690
営業時間 4~10月8:00~18:00、11~3月9:00~17:00
定休日 無休
岩手県北バスで7分

– 12:25

『道の駅みやこ・シートピアなあど』で名物「瓶ドン」を味わおう

こちらは本州最東端の道の駅『シートピアなあど』。宮古市発の新グルメとして話題を集めている「瓶ドン」がここでも味わえます。岩手県沿岸では獲れたてのウニを牛乳瓶に詰めて保存するスタイルが一般的。そこからヒントを得て、多彩な魚介を瓶に詰めて提供し、その場でご飯にかけて食べるのが「瓶ドン」です。

『シートピアなあど』で提供しているのは、マグロ、ホタテ、サーモン、カンパチ、イカ、メカブ、イクラを詰め込んだ「瓶ドン」(1,800円)。メカブの粘り気で素材の旨みが絡み合い、つやつやとしたまさに宝石のような見た目も食欲をそそりますね。数量限定なので1週間前までの予約がおすすめ。1階のお土産売り場では持ち帰り用の購入もできますよ。

基本情報
住所 岩手県宮古市臨港通1-20
電話 0193-71-3100
営業時間 【物産販売コーナー】8:45~17:00、【レストラン】10:30~15:30(LO15:00)、土・日曜、祝日10:30~16:30(LO16:00)
定休日 無休
タクシーで約10分

– 13:40

ヤギのミルクを使った『LAIT DE CHEVRE』のポップなスイーツ

宮古駅前でひときわ目を引くポップな外観を目印に扉を開ければ、これまたカラフルなパッケージのスイーツが所狭しと並ぶ『LAIT DE CHEVRE(レ・ド・シェーブル)』。こちらのスイーツは、宮古にある『しあわせ牧場』で育ったヤギのグラスフェッドミルクを使用。濃厚かつクセのないおいしさが活きたスイーツが揃っています。

電車の時間までに食べられるものをと「ソフトクリーム」(450円)をオーダー。カラフルな「おいりトッピング」(30円)もとてもかわいくて写真映え間違いなし。店の目の前にはベンチもあるので、腰かけてひと息つきましょう。近隣にはパンの販売も行うカフェ『ブーランジェリー レ・ド・シェーブル』もあるので、バス旅のお供に購入するのもおすすめです。

基本情報
住所 岩手県宮古市大通4-5-10
電話 0193-87-5959(しあわせ乳業事務局)
営業時間 10:30~19:00
定休日 無休
JR宮古駅前出発
特急バスで約1時間47分
JR盛岡駅東口到着

– 16:30

ビールのアテにラーメン⁉『ビアフロント ベアレン 盛岡駅前』の新提案

ビールの本場ドイツ南部の街から100年以上前の設備を盛岡市北山に移送し、当時のビール造りを受け継いでマイスターが手作りする『ベアレン醸造所』。盛岡駅前では、同じビルの1階と2階で異なるスタイルでベアレンのビールが楽しめます。

この日のチョイスは、1階にある『ビアフロント ベアレン 盛岡駅前』。こちらはなんとメインフードがラーメンです。ベアレンのビールに合う味わいを求めて、ゼロから開発。牛骨と鶏ガラをベースにしたスープに、中野製麺特製のちぢれ麺を使用するなどこだわりが光る一杯。「香味野菜香る醤油ラーメン」(850円)に「シュバルツ」(350mlグラス・580円)を合わせれば、ラーメンとビールのコクのマリアージュが楽しめます。ほかにも、手軽なおつまみも揃っていますよ。

基本情報
住所 岩手県盛岡市盛岡駅前通8-11 盛岡駅前ビル1F
電話 019-681-0090
営業時間 月~木曜、日曜、祝日11:30~23:00、金・土曜、祝前日11:30~24:00
定休日 無休
JR東北新幹線で約39分
JR仙台駅到着

GOAL!

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