JR秋田駅西口から徒歩5分圏内にある秋田市民の台所。個人からプロの料理人まで足を運ぶこの市場では、新鮮な海鮮はもちろん、筋子・たら子・明太子、精肉や旬の青果、日用品に酒類、お土産まで何でもそろう。市場らしいランチを楽しむなら、市場直営の「いちばん寿司」がおすすめ。毎朝、市場でその日一番の食材を厳選して仕入れたネタを使った寿司を提供している。他にも食堂やピッツァのお店、新鮮な青果を使用したスイーツ店やコーヒーショップなど、場内には飲食店も充実。また、乾物をはじめ土産物や酒類を販売するお店では、旅の思い出に地産のおいしいものを持ち帰ろう。

日本犬の一種であり、国の天然記念物にも指定されている秋田犬に、土・日限定で会える施設。個性豊かな姿と性格の秋田犬が在籍し、立ち寄る人々を癒やしている。触れることはできないが写真撮影は可能なので、その愛らしい姿をたくさんカメラに収めておこう。会える時間が決まっているので、ホームページなどで事前の確認を忘れずに。また施設内ではオリジナルグッズの販売も実施されていて、物販は平日の火・木も利用できる。売上の一部は秋田犬の保護活動に充てられているそう。

フランス・パリで一世を風靡した日本人画家・藤田嗣治氏。画家として世界的にも著名な藤田氏の作品の展示をはじめ、様々な企画展の実施を通じて芸術・文化に触れる機会を創出している美術館だ。館内展示のメインといえる、藤田氏が昭和12年当時の秋田を描いたという幅20m余にも及ぶ大壁画「秋田の行事」は必見。また、国内外で高い評価を受ける建築家・安藤忠雄氏による建築美も見どころの一つ。市街地中心部にある千秋公園を望む立地を生かした水庭や、開放感あふれる螺旋階段など、四季や時間で表情を変える豊かな景観も楽しんで。

「竿燈まつり」や「土崎港曳山まつり」などといった郷土の民俗行事や芸能を、資料や映像等で紹介する施設。「ねぶり流し館」という愛称でも親しまれている。竿燈まつりとは厄除けや五穀豊穣などを願う行事として長い歴史を持ち、毎年8月3日から6日にかけて行われる秋田市の祭事だ。米俵に見立てた数十の提灯を連ねた「竿燈」と呼ばれる竹竿を、額や肩などに乗せて巧みに操る達人たちの妙技は見応えたっぷり。そんな竿燈をはじめとする様々な祭り道具も常設で展示されている。竿燈演技を実際に体験できるコーナーもあるので、旅の思い出にぜひチャレンジを。