海と森、水辺に癒やされるナチュラルトリップ

仙台を出発し、出羽三山の聖地・湯殿山から庄内へ。農村の食や水田に浮かぶホテル、クラゲの水族館、日本海の魚介と港町の風景を巡り、秋保では森のグランピングや手仕事を体験します。山形・宮城を横断しながら、海と森、水辺の風景に心をほどく2泊3日のドライブ旅です。

アイコン:カレンダー想定期間 - 2泊3日

アイコン:電卓想定予算 - 86,000円

DAY 1

AM9:00 仙台駅 発
車で約2時間

– 11:00

“語るなかれ、聞くなかれ”神秘の『湯殿山神社』へ

月山、羽黒山とともに出羽三山の一つに数えられる湯殿山。羽黒山が「現在」、月山が「過去」、湯殿山が「未来」を表し、三山を巡ることは“生まれかわりの旅”とされてきました。その奥宮である『湯殿山神社本宮』は、古くから「語るなかれ、聞くなかれ」と戒められてきた、神秘に包まれた祈りの地です。 
本宮へは、仙人沢駐車場から参拝バスに乗るか、約30分歩いて向かいます。入口で靴を脱いで裸足になり、お祓いを受けてから御神体へ。社殿を設けず、御神体に触れて参拝することは、ここでしかできない特別な体験です。本宮入口から先は撮影禁止。目の前の風景と静謐な空気を、五感を通じて記憶に刻みましょう。

基本情報
住所 山形県鶴岡市田麦俣字六十里山7
電話 0235-54-6133(湯殿山本宮)
開山期間 毎年6月1日~11月3日 ※11月3日は13:00本宮閉鎖
御祓料 500円
駐車場 150台 ※湯殿山有料道路を利用
本宮参拝バス 大人片道200円・往復400円、小人片道100円・往復200円
備考 本宮入口から先は土足・写真撮影禁止
車で約40分

– 12:30

庄内の旬を味わう『知憩軒』の一汁三菜ランチ

果樹栽培が盛んな鶴岡市西荒屋地区に佇む『知憩軒』は、庄内の農村の暮らしに触れられる農家民宿。ランチでは、自家栽培の野菜など、地域に受け継がれてきた在来作物を使った、一汁三菜を基本とする定食を味わえます。漬物や煮物などの保存食を用いた料理も並び、庄内に息づく食の知恵を伝えています。
料理は、素材の持ち味を生かした素朴でやさしい味わい。炊きたてのご飯を中心に、旬の野菜や魚を使ったおかずが美しい器に盛られ、目にも楽しい食事が卓上を彩ります。築約70年の母屋で一品ずつ味わえば、初めて訪れたのに「ただいま」と言いたくなるような、温かな時間に包まれるはずです。

基本情報
住所 山形県鶴岡市西荒屋字宮の根91
電話 0235-57-2130
営業時間 11:30~14:00(LO13:30)
定休日 火・水曜、12月~2月
駐車場 10台
備考 完全予約制ではないが予約を推奨
車で約20分

– 14:00

四季の花に彩られた“花の寺”で、名勝の庭園と禅の時間を

出羽三山の麓に佇む『玉川寺』は、1251年に開かれた曹洞宗の古刹。朝鮮半島の高麗に生まれ、中国で修行を積んだ了然法明禅師がこの地に禅を広めたと伝えられています。境内の見どころは、国の名勝に指定された池泉廻遊式蓬莱庭園。山から流れる滝や池、力強い石組が、静謐な風景をつくり出しています。
別名「花の寺」と呼ばれており、春のしだれ桜、初夏のツツジやハナショウブ、秋のハギやシュウメイギクなど、四季折々の花に出会えるのも魅力。特に5月中旬から6月初旬に咲くクリンソウの純群落は、全国的にも珍しいものです。庭園を眺めながら抹茶と和菓子を味わうもよし、境内の『禅カフェ 水月庵』でひと息つくもよし。心穏やかな時間を過ごしてください。

基本情報
住所 山形県鶴岡市羽黒町玉川35
電話 0235-62-2746
拝観時間 9:00~16:00(年間)
拝観料 大人500円、高校生400円、小・中学生200円 ※団体割引あり
抹茶・和菓子セット 700円
駐車場 20台
カフェ 月、水、土、日曜日の13:00~16:20で営業
車で約25分

– 15:30

田園風景に溶け込む『スイデンテラス』で、心ほどける滞在を

庄内平野の水田に浮かぶように佇むホテル。世界的な建築家・坂茂氏が設計した館内は、木の温もりに満ち、ガラス張りの廊下や客室の大きな窓から田園風景を望めます。水を張った田んぼとの風景は、田植えの1~2週間前に見ることができ、季節や時間とともに移り変わる空や水田を眺めながら、自然の中に身を置くような滞在が楽しめます。
館内には、約1000冊の本を揃えるライブラリーや、天然温泉とサウナを備えたスパも。夕食は『レストラン MOON TERRASSE』で、庄内の食文化の根源である「水と米」を軸にした料理を味わえます。翌朝は、地元の米や郷土色豊かなおかずが並ぶ和朝食を。食事や湯浴みを通して、庄内の恵みにゆっくりと浸りましょう。

基本情報
住所 山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
電話 0235-25-7424
チェックイン 15:30~24:00
チェックアウト 6:00~10:00
駐車場 150台(無料)

DAY 2

スイデンテラスから車で約20分

– 10:30

約100種のクラゲが漂う、新しくなった『かもすい』へ

クラゲの展示種類数で世界一を誇る『鶴岡市立加茂水族館』が、2026年4月にリニューアルオープン。ネーミングライツパートナーも決定し、通称も新しく『東北エプソンアクアリウムかもすい』となりました。クラゲの展示は約80種から約100種へと増え、新たに直径2mの大型水槽6基が加わりました。大小さまざまなクラゲが光の中をゆったりと漂う、幻想的な世界に引き込まれます。
新設された3階建ての研究所棟『T-JERI』も見どころ。2階にある小さなクラゲを顕微鏡やルーペで観察できる「マイクロアクアリウム」や、3階の飼育・繁殖を支えるクラゲ研究所(※通常は非公開)などを備え、クラゲの生態をより深く知ることができます。1階にあるレクチャールームの、鶴岡産の杉やシルク、伝統工芸のしな織を取り入れたデザインにも注目してみて。

基本情報
住所 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
電話 0235-33-3036
営業時間 9:00~17:00(最終入館16:00)
定休日 無休
入館料 一般1,500円、小・中学生500円、未就学児無料
駐車場 約500台
車で約35分

– 12:00

酒田港を望む海鮮市場で、旬の地魚を味わう

酒田港のすぐそばにある『さかた海鮮市場』は、日本海で水揚げされた新鮮な魚介が集まる場所。1階の『菅原鮮魚 さかた海鮮市場本舗』には、プロが目利きした庄内浜の地魚をはじめ、刺身や干物、加工品などが並びます。季節ごとに変わる魚を眺めながら、調理法を尋ねたり、お土産を選んだりするのも市場ならではの楽しみです。
ランチは2階の『海鮮どんや とびしま』へ。窓一面に酒田港を望める開放的な店内で、庄内浜の旬の魚介を使った海鮮丼や刺身定食、数量限定の舟盛膳などを味わえます。その日の仕入れによって変わる、多彩な海の幸が何よりのごちそう。市場で魚を見た後だからこそ、ひと口ごとに庄内の海を身近に感じられます。

基本情報
住所 山形県酒田市船場町2-5-10
電話 0234-23-5522(1階・菅原鮮魚)、0234-26-6111(2階・海鮮どんや とびしま)
営業時間 菅原鮮魚8:00~18:00、海鮮どんや とびしま7:00~9:00・11:00~18:00
定休日 1月1日、ほか不定休
駐車場 約300台
車で約2分

– 13:20

白亜の六角灯台を目印に、公園内をのんびり散策

港を見下ろす高台に広がる『日和山公園』は、酒田の港町としての歴史を感じられる散策スポット。園内で目を引くのは、白亜の姿が美しい日本最古級の木造六角灯台です。方角を示す方角石や、北前船交易で活躍した千石船を2分の1の大きさで再現した模型船も点在し、往時の港の賑わいを今に伝えています。
全長約1.2kmの散歩道には、江戸時代から昭和にかけて酒田を訪れた文人墨客を紹介する29基の文学碑が並びます。灯台越しに望む酒田港や最上川河口の眺めも爽快。春には約400本の桜が咲き、日本海に沈む夕陽の名所としても知られています。潮風を感じながらゆっくりと園内を歩けば、身も心もリフレッシュできるはずです。

基本情報
住所 山形県酒田市南新町1丁目10
電話 0234-26-5745(酒田市整備課)
入園料 無料
駐車場 普通車115台、大型車10台
車で約2時間30分

– 16:30

森に包まれた『GLAMP SEASON』季節の移ろいを楽しむ

仙台・秋保温泉の森に佇む『GLAMP SEASON』は、東北エリア最大級のグランピング施設。世界の都市をテーマにしたドーム型の客室は冷暖房を完備し、それぞれ異なるインテリアで彩られています。各棟には、檜の露天風呂やシャワールーム、専用のダイニングを備え、自然の中でも快適に過ごせます。
夕食は、客室に隣接するプライベートダイニングで黒毛和牛をはじめ、海の幸や山の幸をBBQで味わいます。食後は、イルミネーションや星空を眺めたり、露天風呂でくつろいだり。森の静けさに包まれて眠り、小鳥の声で目覚める、グランピングならではの一夜を楽しんでみて。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字木戸保7-1
電話 0570-040-707
チェックイン 15:00~
チェックアウト ~10:00
駐車場 無料
備考 仙台駅発着の無料シャトルバスあり ※要事前予約、運休日あり

DAY 3

GLAMP SEASONより車で約5分

– 10:05

吹きガラスで、世界にひとつだけの器をつくる

『ガラス工房 元』では、伝統的な宙吹きの技法による吹きガラスを体験できます。つくれるのは、グラス、一輪挿し、サラダボウルのいずれか。高温でやわらかくなったガラスに息を吹き込み、道具を使って少しずつかたちを整えながら、自分だけの作品に仕上げていきます。
熱や重さを感じながらガラスと向き合う時間は、見学だけでは味わえないもの。完成した作品は、冷却した後に後日受け取るか、自宅への郵送を依頼できます。ギャラリーには、色彩豊かなガラス万華鏡や、日々の暮らしに取り入れたい器も展示販売。旅の思い出をかたちにして持ち帰りましょう。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原西18
電話 022-398-4123
営業時間 10:00~17:00
定休日 火曜
吹きガラス体験 1作品4,400円
所要時間 1人約30分
備考 電話で要予約。作品の郵送は別途送料が必要
車で約1分

– 12:05

秋保の自然を感じる『AKIU Cafe』で彩り豊かなランチを

磊々峡から歩いてすぐの場所に、2026年5月にオープンした『AKIU Cafe』。ランチには、国産鶏モモ肉と季節の魚、新鮮な野菜を彩りよく盛り付けた数量限定のプレートが登場します。素材の味わいを引き立てるのは、厳選した4種類の塩。ひとつの皿で、異なる味の変化を楽しめます。
店内には、秋保石を使ったカウンターや緑豊かなテラリウムを配し、屋内にいながら自然を感じられる空間に。食後には、竹炭と米粉を使ったグルテンフリーの「ほうじ茶チーズケーキ」など、素材と見た目にこだわったスイーツもおすすめです。ゆったりとした時間の中で、旅の疲れをほどきましょう。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原16
営業時間 10:00~19:00(ランチ11:30~15:00)
定休日 水・木曜
駐車場 共用20台
備考 営業時間や休業日は公式Instagramで要確認
車で約15分

– 13:45

「勝負の神」として信仰を集める『秋保神社』へ

『秋保神社』の始まりは、平安時代初期の808年、征夷大将軍・坂上田村麻呂がこの地に熊野神社を祀ったことと伝えられています。室町時代には、秋保氏の祖先が信州の諏訪大神に戦勝を祈願し、その御神徳を得たことから御霊を勧請。以後「戦の神」として崇敬され、仙台藩伊達家からも厚い庇護を受けました。
現在は「勝負の神」として、商売繁盛や合格、スポーツなどの必勝を願う参拝者が訪れます。参道や境内には「勝負の神」と記された白い幟が並び、風にはためく光景は印象的。拝殿に掲げられた奉納絵馬からも、長く受け継がれてきた祈りの歴史が感じられます。旅の締めくくりに、自分自身の願いと向き合ってみては。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町長袋字清水久保北22
電話 022-399-2208
社務所受付時間 9:00~17:00
休業日 無休
参拝料 無料
駐車場 普通車60台、大型車可(無料)
車で約15分

– 14:45

秋保生まれのクラフトビールを旅のおみやげに

アメリカ・ウィスコンシン州で1994年に創業したクラフトビールブランド『GREAT DANE BREWING』。2024年、日本初となる醸造所を秋保に開設しました。故郷で培った伝統を受け継ぎながら、宮城の風土や食文化を取り入れたビールを醸造。併設のショップでは、秋保で造られた缶ビールを購入できます。
爽やかな後味の「GREAT LAGER」、華やかな香りと控えめな苦みの「EVERYDAY IPA」、7種類の麦芽を使った濃厚な「SCOTCH ALE」など、味わいはさまざま。秋保産の米を使った、秋保地区限定の「湯上がりピルスナー」も見逃せません。運転中は大切に持ち帰り、自宅に着いてから旅の余韻とともに味わいましょう。

基本情報
住所 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原5
電話 022-397-7259
営業時間 ショップ10:00~21:00、レストラン11:00~21:00(LO/ビール20:30、フード18:30※金・土曜はフード20:00LO)
定休日 不定休
駐車場 30台

GOAL!

PICK UP!

自然・グルメ・体験がいっぱい!
東北エリアのモデルコースを他にもチェック!

to top