世界自然遺産「白神山地」、縄文文化を今に伝える特別史跡の「三内丸山遺跡」、東北屈指の霊場として知られる「恐山」、圧倒的な迫力に飲み込まれる「ねぶた」など、豊かな自然や文化に彩られている青森県。東北6県の中で唯一、太平洋から日本海へとまたいでおり、八戸の沖サバやイカ、三沢のホッキ、大間のマグロ、深浦のモズクなど、名産も土地によって異なっている。
そんな青森各地の名産を素材とする郷土料理を満喫できるのが青森県三沢出身の西塚親方が腕をふるう『ねまれや』だ。なかでも1番人気なのが津軽地方、下北地方の郷土料理「味噌貝焼き」。焼いている間から食欲をそそる香りが漂い、芳醇な味わいを楽しめる一皿だ。オリジナルソースが絶妙な相性の弘前名物「いがめんち」もぜひ楽しんでほしい。
また、市場に流通することが少ない深浦のモズクを使った「もずく酢」にはカツオダシを合わせ、一晩寝かせた三杯酢を使うなど、丁寧な手仕事が施されている。三沢のホッキを素材とする「刺身」や「ホッキ丼」などは、こちらでしか味わえない郷土料理だ。
また、宮城県塩竈名産の「ひがしもの」や青森から直接仕入れている「しめさば」など、旬の魚介を使った「お造り」を目当てに訪れる食通も多い。さらに、「八戸せんべい汁」、濃厚な味わいの「三沢の牛ばら焼き」「三沢の豚ばら焼き」、大粒のニンニクが香ばしい「青森県産にんにく拳骨揚げ」など単品料理も豊富。ひと口飲んだ途端、優しい煮干しの風味が広がる「煮干しらーめん」やB級グルメとしても話題を集めている「味噌カレー牛乳ラーメン」を味わうこともできる。
青森づくしのひと時を楽しんでほしい。