みちのくの小京都を目指す青森~秋田列車の旅

仙台から新幹線で約1時間40分、青森市をスタート地点に、白神山地と日本海を眺めながら列車にゆられ、みちのくの小京都・角館を目指す旅。青森の食文化や伝統的な祭りに触れ、秋田・角館でノスタルジックな気分に浸るのんびりプラン。二つの県を巡りながら贅沢な時間の過ごし方を味わうことができます。

アイコン:カレンダー想定期間 - 1泊2日

アイコン:電卓想定予算 - 55,000円

DAY 1

JR仙台駅からスタート!
JR東北新幹線で約1時間40分
JR新青森駅到着
JR奥羽本線で6分
JR青森駅到着
徒歩2分

– 10:40

『ねぶたの家 ワ・ラッセ』で大迫力のねぶた見学

2011年1月にオープンした青森市文化観光交流施設『ねぶたの家 ワ・ラッセ』。こちらでは、「ねぶたミュージアム・ねぶたホール」に展示された大型ねぶたのほか、制作者の紹介やねぶた祭りの歴史などを見学することができます。大型スクリーンでの映像鑑賞や、ねぶた囃子の演奏に合わせてハネトや囃子の体験ができるなど、多彩なイベントも用意。

館内にはねぶた囃子が流れ、ライトダウンされた館内で浮き上がるようなねぶたは迫力満点。間近で見ると、独特の鮮やかな色彩は目に焼き付くようです。ほかにも、金魚のかわいらしいねぶたが天井から吊るされていたり、アーチ状になっていたり、工夫を凝らした展示方法も魅力。ねぶたの魅力を五感で感じることができる施設です。

基本情報
住所 青森県青森市安方1-1-1
お問合せ 017-752-1311
営業時間 [ねぶたミュージアム・ねぶたホール]5~8月9:00~19:00(最終入場18:30)、9~4月9:00~18:00(最終入場17:30)、[ショップアイモリー]5~8月9:00~19:30、9~4月9:00~18:30、[食事処魚っ喰いの田]通年11:00~15:00
定休日 無休 ※8月9日、10日[展示ねぶた総入替え]、12月31日、1月1日は休み
徒歩1分

– 11:20

飲食と物販のショップとシードル工房が一緒になった『A-FACTORY』

秋田に向かう前に青森土産を買っておくなら『A-FACTORY』がおすすめ。食品から雑貨まで青森名物を豊富に取り揃えています。ハンバーガーやアップルパイなど施設内での飲食も可能。中でも、香料・着色料を含まず、地元の「あおい森の牛乳」を使用したジェラートを提供する『Gelato natura due』は小腹を満たしたいときにぴったり。青森県産の素材を使った様々な味わいを用意しているので、ぜひフレッシュな地元の味を堪能しよう。

もう一つの注目アイテムは、施設内のシードル工房で作る「アオモリシードル」。青森の特産品であるリンゴをふんだんに使用し、繊細な泡立ちとすっきりとした飲み口に仕上げています。施設内の8個の醸造タンクでは、それぞれ味わいの異なる「アオモリシードル」と「アップルソーダ」を製造。お土産に買って帰って、飲み比べも楽しい。

基本情報
住所 青森県青森市柳川1-4-2
お問合せ 017-752-1890
営業時間 [ショッピング]10:00~19:00
[レストラン]11:00~18:00※一部ショップにより異なる
定休日 不定休 ※2月22日は全館休館日

– 12:00

地元の人気店『お食事処おさない』の「ほたて貝焼きみそ」に舌鼓

朝早くから地元の方や観光客が列をなす老舗定食屋『お食事処おさない』。名産のホタテを使ったメニューを中心に、定食から丼、カレー、ラーメンと多彩なラインナップ。中でも観光客がこぞって注文する人気メニューが「ほたて貝焼きみそ」(1,100円)。地元で水揚げされた新鮮で大ぶりなホタテを、郷土の味つけで楽しめる定食です。

大ぶりのホタテの貝柱2つ分を食べやすい大きさにカットし、貝ヒモも一緒に煮込みながら、玉子2個を使ってふわふわの卵とじに。本物の貝殻ではなくホタテ貝の形をした鉄皿で、ボリュームもたっぷり。ホタテの風味を封じ込めた半熟の卵とじと、上にのったウニをご飯にのせれば、より一層箸が進みます。青森の海の恵みを余すことなく堪能できるメニューですよ。夜には店舗2階で居酒屋も営業。酒のアテとしても楽しめます。

基本情報
住所 青森県青森市新町1-1-17 1F
お問合せ 017-722-6834
営業時間 8:00~9:00、11:00~13:30、16:00~19:00
定休日 月曜(祝日の場合は火曜)
徒歩約10分
JR青森駅到着

– 13:50

車窓から雄大な景色を望む『リゾートしらかみ』に揺られながら、一路秋田へ

世界自然遺産白神山地と四季折々の表情を見せる日本海に沿って走る五能線『リゾートしらかみ』。シンボルツリーの橅をはじめ、秋田産の杉や青森ヒバなど沿線の木材をふんだんに使用し、車窓からの眺めと合わせて大自然を感じながらの列車の旅を満喫できます。

展望室やイベントスペースも備えているほか、大きくとられた車窓からダイナミックな景色をまじかに感じられる二人掛けの指定席やテーブル付きのボックス席など、楽しみ方も選べます。津軽伝統の人形芝居や津軽弁の語りべ実演、津軽三味線の生演奏など、時期によって様々なイベントも用意されていますよ。

https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/shirakami.html

JR秋田駅到着
徒歩1分

– 19:05

手仕込みのきりたんぽを使った鍋が味わえる『秋田きりたんぽ屋本店』

JR秋田駅を出るとすぐ目の前に見える『秋田きりたんぽ屋本店』。こちらでは毎日店で仕込んで焼き上げるきりたんぽを使った「きりたんぽ鍋」([小鍋]1,870円~)が味わえます。この店のきりたんぽは『あきたこまち』を使用し、厚く太く巻いてあるのが特徴。炭火で香ばしく焼き上げたふっくらもちもちのきりたんぽは、具材の比内地鶏やキノコなどの具材から出た旨みをしっかり吸い込んで、豊かな風味が口いっぱいに広がります。

角館町の醤油や秋田の地酒、比内地鶏からとったダシなど、鍋に使われているほとんどの素材が秋田県内産のもの。味噌仕立ての「マタギのきりたんぽ鍋」やもう一つの秋田名物「ハタハタのしょっつる鍋」、漁師がまかないとして食べていたという「男鹿半島の石焼鍋」、秋田の家庭ではきりたんぽより親しまれているという「だまこ餅鍋」など、バリエーション豊か。種類豊富に取り揃える秋田の地酒とあわせて楽しみながら、旅の1日目を締めくくりましょう。

基本情報
住所 秋田県秋田市中通2-7-6 緑屋ビル1F
お問合せ 018-801-2345
営業時間 17:00~24:00、日曜、祝日11:30~15:00、17:00~23:00
定休日 無休
秋田市内のホテルへ

DAY 2

秋田市内のホテル出発

– 9:45

出発前に秋田駅近くの『秋田県産品プラザ』でお土産選び

角館へと向かう前に、秋田土産を品定め。こちらの『秋田県産品プラザ』には、秋田県の銘菓や特産品など約3,000点が揃っています。「金萬」や「しとぎ豆がき」といった今も昔も愛される銘菓や、最近ではヨーグルトにいれたりトーストにのせたりと新しい食べ方で人気の「さなづら」など、手軽な菓子のお土産も豊富にラインナップ。中でも、テレビで紹介されてから人気急上昇中だというのが「なまはげのおくりもの」。モナカとサブレの両方の食感を併せ持つ大潟村産米粉を使用したお米のサブレですよ。

秋田といえば「いぶりがっこ」をはじめとする漬物も名物。様々なブランドから定番の味わいからアレンジのきいたものまで多彩に取り揃えています。他にも、秋田を代表する工芸品「まげわっぱ」も人気。見た目のかわいさと実用性も相まって、秋田に来た記念にと購入していく人も多いのだとか。どれもこれも魅力的な物ばかりで、迷ってしまいますね。

基本情報
住所 秋田県秋田市中通2-3-8 アトリオンビルB1F
お問合せ 018-836-7830
営業時間 9:30~18:30
定休日 無休(12月31日、1月1日、その他、棚卸・設備点検などによる休館あり)
JR秋田駅発
JR大曲駅着
JR大曲駅発
JR角館駅着
徒歩11分

– 12:00

『そばきり長助』で自家栽培のそばを食べ比べ

もともと角館周辺で農家をしていたという店主が、自家栽培のそばを振る舞おうと20年以上前に始めたという『そばきり長助』。仙北市エリアで育てた、珍しい「高嶺ルビー」という品種のそばと会津在来のそばの二種の食べ比べが楽しめます。

「高嶺ルビー」を使ったそばは、淡い赤色で香り豊か。ほのかな甘みを感じます。もう一方の会津在来のそばは、そば本来のしっかりとした旨みとつるりとした喉ごしが特徴。交互に味わいながら、自然と箸が進みますね。挽き方による味の違いを食べ比べるメニューもあるのでお好みでどうぞ。

基本情報
住所 秋田県仙北市角館町小人町28-5
お問合せ 0187-55-1722
営業時間 11:00~15:00※麺が無くなり次第閉店。冬期間は11:30~14:00に変更
定休日 火曜

– 13:10

人気の秋田犬・武家丸に会える『さとくガーデン』

角館の伝統工芸品などの土産物を扱う『さとくガーデン』。山桜の木の皮を使った「桜皮細工」は、茶筒など定番のほか、ヘアアクセサリーなどの小物は若い女性にも人気だそう。角館の桜をイメージしたキャンドルやお香など、『さとくガーデン』オリジナル商品も取り揃えています。

そしてこちらのお店で人気を集めるもう一つの名物が、秋田犬の武家丸。Instagramのアカウントも人気で、投稿を目にしたことがきっかけでファンになり店を訪れるお客さんも多いそう。何とも言えない愛らしい表情をモチーフにしたオリジナルグッズも人気で、購入したお客さんには武家丸とのふれあいのサービスも。ぜひモフモフの武家丸に会いに行ってみよう。

基本情報
住所 秋田県仙北市角館町東勝楽丁26
お問合せ 0187-53-2230
営業時間 9:00~17:00
定休日 無休

– 13:55

みちのくの小京都と称される『角館武家屋敷通り』を散策

角館の街並みの代名詞ともいえる、江戸時代の街並みを今に残す『角館武家屋敷通り』。 1620年に角館地方を領していた芦名義勝によって造られ、町割り400年を迎えます。河原田家や小野田家など6軒の屋敷は見学が可能なので、当時の中級武士の暮らしぶりを感じることができますよ。

屋敷もさることながら、この通りの四季折々の景色も魅力。桜、新緑、紅葉、雪景色と季節によって表情が変化する街並みを楽しみに、季節ごとに訪れるファンも少なくありません。中でも桜の時季は国内外から多くの観光客が訪れ、通りが一番賑わう季節です。

角館武家屋敷通り
https://tazawako-kakunodate.com/ja/course/1

徒歩10分

– 14:50

角館の新たな名物スイーツ『RÉGAL RITZ(レガール リッツ)』のモンブラン

古くから西明寺栗など栗の産地として知られていた角館。そんな“栗の郷”で栗を名物にしたスイーツを生み出したのが『RÉGAL RITZ』。築120年以上の糀蔵をリノベーションした店舗内の工房で、産地からこだわり抜いた栗を使いマロンクリームを手作り。しっとりなめらかな食感で栗のやさしい甘さを感じる、香り高いマロンクリームに仕上げています。

お土産として人気なのが特製の生地の上にマロンクリームを絞って焼き上げた「焼きモンブラン」。ホクホクとした栗の香ばしさが感じられる新感覚のスイーツです。他にも「絞りたてモンブラン」や「モンブランソフト」など、店舗外のベンチに腰掛けて食べたり、散策をしながら食べたいテイクアウトメニューも人気です。角館の新名物、ぜひ味わってみてください。

基本情報
住所 秋田県仙北市角館町下新町34
お問合せ 0187-49-8285
営業時間 10:00~17:00
定休日 無休(年末年始は休みあり)
徒歩15分
JR角館駅着
JR角館駅発
JR仙台駅着

GOAL!

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