大正7年に創業した造り酒屋の蔵を改装して営むレストラン。一関の餅文化を味わえる、ハレの日の郷土料理「果報もち膳」は、9種のお餅とお雑煮がセットになった贅沢な御膳。素朴な味わいの「手切りはっと膳」など、多彩なメニューが揃っており、地元のディープな食体験を楽しめる。酒造自慢の「いわて蔵ビール」や地酒はお土産にぜひ。

平安時代後期に奥州藤原氏の初代清衡公によって造営された中尊寺は、世界文化遺産にも登録されており、国宝「金色堂」をはじめとする3,000点余りの国宝や重要文化財を今に伝える、東日本随一の平安仏教美術の宝庫として評価されている。極楽浄土を夢見てつくられた、当時の工芸技術の真髄を体感してほしい。（画像：中尊寺所蔵）

中尊寺と同じく嘉祥3年（850年）慈覚大師の創建と伝わる毛越寺。大泉が池を中心とする浄土式庭園と、平安当時の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存される風光明媚な寺院。浄土世界を表現したという美しい庭園が織りなす四季折々の風景が、訪れる人々を魅了し続けている。